○○な人はダンスが下手!? ダンスにまつわる噂を検証します

みなさん、こんにちは!
contrailです。

今回は、生徒さんなどからもよく聞かれるこんな疑問をテーマにします。

○○な人はダンスが下手って聞くけど……本当!?

この○○の中には、さまざまな言葉が当てはまります。本記事では、この○○な人は本当にダンスが下手なのか、私自身の経験や周りのダンサーたちの話を聞いた上での検証を行います!

「自分は○○だからダンスが下手なんだ……」と思い悩む方。もしかしたら、思い過ごしかもしれませんよ! 自分のダンスに悩んでいる方やこれからダンスを始めてみたいという方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

○○な人とは?


ダンサーの永遠の課題、それは「もっと上手くなりたい!!」ということ。
どれだけ有名になっても、プロダンサーとして活躍していても、まだまだ上をめざす人は多くいますよね。
そして、これはプロ・アマ関係なく多くの人が抱く思いではないでしょうか。

そうやって思い悩む方からよく聞くのが、「〇〇な人はダンスが下手って聞いたんだけど、本当?」ということ。
「〇〇な人」には、主に以下の4タイプが当てはまります。

〇〇な人4タイプ

  1. 体が硬い人・柔軟性がない人
  2. 運動音痴な人
  3. 振り覚えが悪い人
  4. 練習が嫌いな人

これを見て、「あ……私だ!!」と冷や汗が出た方もいらっしゃるのではないでしょうか。私もその1人です。

それでは、それぞれのタイプごとに本当に〇〇な人はダンスが下手なのか、チェックしていきましょう!

1.体が硬い人・柔軟性がない人


まずは体が硬い人・柔軟性がない人。

結論から言うと……体が硬くてダンスが上手い人はいくらでもいます!
プロで活動している人でも、体が硬い人は本当にたくさんいます。
こんなに柔らかく踊るのに、ストレッチしたらこんなに硬いの!?という人も。

そのため、体の柔軟性は必ずしもダンスの上手さとは直結しません。
しかし、体が柔らかい方がとても有利です。硬い人よりも可動域が広くなり、踊りがダイナミックに見えることも多々あります。

特にジャズダンスやバレエ、コンテンポラリーなどでは足を上げる振りがよく出てきますよね。
そういったとき、体が硬いと足の振り上げがへなちょこに見えてしまうことも……。
私自身はまさにこのタイプで、周りのバレエ経験者たちや柔軟性が高い人たちよりも足が上がらないため、いつも惨めな思いをしています。悔し涙が止まりません。

しかし! 年齢を重ねていても、ストレッチをすれば少しずつ柔軟性はアップします。
体が硬くて悩んでいる人は、ストレッチを継続しながら踊り続けましょう!
自分の体の動かし方がわかってくれば、グンと踊りは上手くなりますよ。

2.運動音痴な人


「運動音痴でもダンスは上手くなりますか?」とよく聞かれます。

もちろんです!運動音痴なダンサーはいっぱいいます!

スポーツで使う運動神経と、ダンスで使う運動神経が違うのでしょうか。
スポーツは下手だけど、ダンスは上手いっていう人が多いですね。

私の周りに限っての話ですが、スポーツの中でも特に球技が下手な人が多い気がします。
私自身も学生時代から球技がずっと苦手です。

特にドッジボールではボールをキャッチすることも投げて敵をアウトに追い込むこともできず、ただコート内を逃げ回るので最後の1人になってしまうことが多かったです。
外野にいる仲間から「取れ!!!当てろ!!!」とヤジを飛ばされるのですが、ボールが怖くてキャッチできません。
外野の仲間が敵にボールを当ててアウトにしたらコート内に戻ってこれるルールだったのですが、それで仲間が戻ってきたときは心の底から嬉しかったです。影を潜めて逃げ回れるから。

というわけで、運動音痴な人でもダンスは上手くなれます!

3.振り覚えが悪い人


これは難しい問題ですね。
実際、1回のレッスンやリハーサルの時間内では振りを覚えられないけど、練習してきたらかなり上手くなる人は大勢います。
そのため、振り覚えが悪い=下手にはならないかな、と個人的には思います。

しかし、振り覚えが悪いとオーディションの時に振付が覚えきれず、不利になってしまうこともありますよね……。
振り覚え対策は、また別の記事でご紹介したいと思います。

4.練習が嫌いな人


練習が嫌いな人は、ダンスが上手くならない確率が高いでしょう。笑

しかし、練習が嫌になってしまう気持ちはわかります。
「練習しても上手くなった気がしない」「成果が見えない」「仕事終わりに練習?きつすぎる」「生活するだけでも精一杯なのに……」「まず練習できる時間がない」……このように、人それぞれさまざまな事情があると思います。

私自身も練習が嫌になってしまう時があります。「全然上手くならないじゃん!」という時は特に思います。
しかし、地道にコツコツ続けていると、自分では気づかなくてもいつの間にか上手くなっていることが多いですよ。
初めて練習した時の動画と、何度も練習したあとの動画を見比べてみるのもいいかもしれませんね。
鏡越しではわからないかもしれません。しかし、比べてみると違いがわかることもあります。

そして、自分ではわからなくても他人からは「上手くなったなぁ」と感じられる時もあるのです。

自分自身は練習過程をずっと見ているので、気づきにくいのかもしれませんね。

忙しい、時間が取れない、疲れて練習する気が起きない時は、何か一つの動きだけを練習する方法がおすすめ
「もう本当にしんどい……動きたくない……」という時は、上半身の動きだけでも大丈夫です!!
腕の軌道、自分がより良く見える角度など、そこまで体を使わなくても研究できる要素がたくさんあります。

もちろん、本当にしんどい時は無理は禁物です!

初めはめんどくさいと感じても、やり始めたら楽しくなってしばらく集中してしまうかもしれませんね。
自分と相談しながら、いい塩梅で練習を進めていきましょう!

ダンスの上手い下手に「○○な人」は関係ない!


基本的に、ダンスの上手い下手に「○○な人」は関係ありません! ……練習をまったくしない場合は除く。笑

私は〇〇だからダンスが下手なんだ……。

と思い詰める必要は一切ありません!

性別や年齢、ダンス経歴に関係なく、どんな人でもいつからでも上手くなれます。
「〇〇な人」という言葉に惑わされず、自分だけの踊りを突き詰めていきましょう!

最後までご覧いただきありがとうございました。

〜余談〜

最後の吹き出しに登場する女の子がまるで檻に手をかけているように見えますが、ブランコに乗っている女の子です。ご安心ください。

いらすとや様、素敵な素材をありがとうございます。

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